HOME > 転写マークについて
転写マークとは、衣服などに図柄などのプリント加工を施すための加工方法の一つです。
台紙の上に形成した図柄などを生地などに反転して写し取りますので転写と呼ばれています。
転写は、形成した図柄を確認してから接着できますので、仕上がりが予想と違うというトラブルを減少させることができます。
転写方法には、熱を加える熱転写(アイロンプリント等)や、圧力のみの感圧転写(粘着シール等)などの種類があり、三英ケミカルでは主に熱転写商品を製造販売しています。
安定した熱転写を行うためには、一般的に熱転写機と呼ばれる接着機械を使用します。
○一般衣料
Tシャツ・トレーナー・ユニフォーム・ウィンドブレーカー・
インナー・パンスト etc
○日用品
帽子・バック・手袋・靴 etc
○スポーツ用品
スポーツウェア・体操服・水着・ゼッケン etc
○その他
シートカバー・チャイルドシート・サイズ洗濯表示 etc
一般的に熱転写機は熱プレス機と呼ばれ、主に芯地接着用途に用いられており、熱転写接着用途専用として設計されているものは、少数となっています。
熱プレス機の種類には、あおり式、エアー式、ロール式等が有ります。
それぞれの熱プレス機には特徴があり、熱転写用として流用する場合には、その長所・短所を了解した上で使用してください。
あおり式熱転写機
長所
安価であり、なおかつ容易に熱転写加工できます。
短所
メーカー別・グレード別の種類によって、性能が大きく異なっています。
加圧バランス設計をしっかりしないと、高性能な熱転写機にはなりません。
使用条件をきちんと守って使用する必要があります。
安易に使用すると、加圧バランスが崩れやすい傾向があります。
エアー式熱転写機
長所
真上から加圧するため、加圧ムラが出にくい構造です。
短所
シリンダー径に加圧力が左右され、高い加圧力が必要な場合、巨大なシリンダーが必要となります。